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ドゥカティの新型ディアベル「XDiavel」の価格やインプレッションについてまとめてみました。

 

ドゥカティが2016年に発売する新型ディアベル「XDiavel」がこの6月にデビューとなります。

XDiavel

早くも試乗車などが用意され、デビューフェアがドゥカティ・ディーラー各店にて行われようとしておりますが、この新型ディアベルについて、まとめてみました。

ドゥカティが提案するクルーザー「ディアベル」とは

初代ディアベルが登場したのは2011年。
その極太のリアタイヤと低く構えたポジションで、世の中にドゥカティの新しい提案を投げかけました。
見た目には非常にマッシブでアップハンドルの、いわゆるクルーザーというタイプの車種になり、前のめりにコーナーめがけて突っ走るタイプのバイクではありません。
しかしそこはドゥカティ。見た目に反してワインディングなどでも非常にスポーティーで軽快な走りを見せるマシンです。

デビュー以来、ディアベルシリーズには様々なバリエーションのグレードが発表され、その度にこのディアベルファミリーは勢力を増していきます。
そんなドゥカティのシリーズの中でも破竹の勢いで人気を獲得していくシリーズの、大きなモデルチェンジとなるのが、今回まとめる「XDiavel」というシリーズになります。

XDiavelとはどんなバイクなのか

まるでアメリカンスタイルのようにフットフォワード(足を前に投げ出す)スタイルで乗り、低速域でのリラックスした走りを楽しむのがこのクルーザーの真骨頂です。
しかしそれと相反する、ドゥカティの持つスポーツ性を併せ持ち、低回転から盛り上がるトルクに加えて非常に高いパフォーマンスを持つエンジンが搭載されています。

ヨーロッパの新しい排ガス基準であるEURO4規制基準に適合した完全新設計の伝統のテスタトレッタエンジンは最大トルク12.8kg/5,000rpmというスペックですが、わずか2,100rpmから10kg以上のトルクを発生し、低速域でのパフォーマンスも圧倒的。

最大出力は150hp/9,500rpmとなり、そのインパクトのある大柄な車体に搭載された極太のリアタイヤを蹴り出します。

ディアベルは3モード切り替えが可能なDPL (ドゥカティ・パワー・ローンチ)という機能を搭載しており、インジェクションコントロールとトラクションコントロール(8レベル)が介入され、圧倒的な加速力を見せつけます。

ただアクセルを全開にするだけでシステムがパワーデリバリーをコントロールしてくれるという、先進の電子制御を搭載したバイクです。

またディアベルはドゥカティで初となるベルトドライブ駆動です。
ハーレーなどのクルーザーでは常識となっている駆動方式で、通常のチェーン駆動のバイクに比べて走行音が抑えられる事、鉄のチェーンに比べて汚れにくい事、そしてメンテナンスの頻度の軽減といったメリットがあります。

XDiavelの装備について

XDiavelには近年のクルマのようなスマートキーが搭載されており、ライダーはキーを差し込まずにエンジンを始動させる事が出来ます。
ライディングモードは3段階で、スポーツ・ツーリング・アーバンというモードがあります。
最大出力やトラクションコントロールなどが変化し、それぞれの状況に適したコントロール性に変化します。
XDiaevlの持つ全ての性能をフルで発揮したい時はスポーツモードを選択します。

メーターパネルはTFT液晶で、スマートフォンなどをペアリングする事が出来るBluetoothコネクションも標準で装備されています。

XDiavel S の仕様について

XDiavelS

XDiavelには通常のグレードの他に、「XDiavel S」という上位グレードが存在します。
こちらは専用のホイールにプレミアムなシート、専用のグロスブラックのボディカラーにマットブラックのストライプとレッドのアクセントが入ります。
ベルトカバーにマシン加工が施されていたり、光沢ブラック塗装のブレーキキャリパーやフロントフォークなど、様々なパーツが専用となっています。

XDiavelの価格について

Xdiavel2,278,000円(税込)、専用装備が多数搭載されたXDiavel S2,668,000円(税込)となっております。

まとめ

ディアベルシリーズが発売されてから、大きなアップデートとなる「XDiavel」シリーズは、ドゥカティの持つスポーツ性を内に秘めた全く新しいタイプのバイクです。

まるで切り落とされたようなデザインのマフラー、ドゥカティ伝統のトレリスフレームとテスタトレッタエンジン。

ドゥカティがドゥカティとして変わらないもの、そして新しく取り入れるものとの融合。

それを見事に果たして体現されたのがこの「XDiavel」という提案だと思います。

きっと今までに感じた事のない開放感が、ライダーに訪れる事でしょう。

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