「2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の選考結果が発表。1位に輝いたのは新型のあの車種。
1980年から開催されている、日本国内で販売されている乗用車の中から優れたクルマを選出する「2016−2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー」が発表されました。
第一次選考を通過した10台の中から選ばれた、今年を代表するクルマは、新世代のプラットフォームを採用し、新しいデザインにモデルチェンジした新型「インプレッサSPORT/G4」となりました。
最終選考ノミネート車種10台
第一次選考でノミネートされたのは35台のクルマたち。その中から二次選考まで進んだ車種は、
スバル インプレッサSPORT/G4
トヨタ プリウス
ホンダ フリード/フリード+
日産 セレナ
BMW M2クーペ
アウディ A4シリーズ
ジャガー F-PACE
フィアット アバルト124スパイダー
メルセデスベンツ Eクラス
ボルボ XC90
の10台です。
こうして見てみると、ロードスターをベースとしたフィアット・アバルト 124スパイダーはノミネートされているものの、一昨年、去年と連続受賞を果たしたマツダの社名が見当たらない事に気付いたりもします。
モデルの内訳を見てみると、セダンタイプが4車種、ミニバンタイプが2車種、スポーツカー/クーペタイプが2車種、SUVタイプが2車種となる感じでしょうか。ちょうどバラけたような印象を受けます。
最終選考結果について
審査員は59名のモータージャーナリストやレーシングドライバー、ゲーム・グランツーリスモのプロデューサーやクルマ関係のライターなど、様々な業種でクルマに精通するプロフェッショナルの目が光ります。
1位を受賞したスバル「インプレッサSPORT/G4」は、得票数ではブッチギリと言っていい420点を獲得。かなりの票を集めました。
新型プラットフォームの採用で車体剛性アップや軽量化など、走行性能を高めた事も高い評価を受けていますが、スバルが誇る先進の安全技術である「EyeSight」、国産車初の歩行者保護用のエアバッグの採用など、万が一の際に機能する高い安全性能が非常に評価されています。
このような先進の技術を搭載したクルマが200万円以下という手の届きやすいプライスで設定した事ももちろん評価の対象になっています。
続いて2位となったのは、こちらも新型プラットフォームTNGAを採用し、ニューモデルとして生まれ変わったトヨタ「プリウス」。
そして3位がアウディ「A4シリーズ」と、4ドアセダン車を含むラインナップが1・2・3位と続いているのも印象に残ります。
日本ではミニバンタイプやハッチバックタイプの荷室が広いカテゴリが人気がありますが、海外での展開を見据えたグローバルなクルマが上位を占めている事から、ヨーロッパや北米などで販売する車種を視野に入れると、世界的には4ドアセダンタイプが人気という傾向も見えてくるかと思われます。
まとめ
2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤーの順位は、
1位 スバル インプレッサSPORT/G4
2位 トヨタ プリウス
3位 アウディ A4シリーズ
4位 ボルボ XC90
5位 メルセデスベンツ Eクラス
6位 フィアット アバルト124スパイダー
7位 ジャガー F-PACE
8位 ホンダ フリード/フリード+
9位 日産 セレナ
9位 BMW M2クーペ
となりました。
来年のカー・オブ・ザ・イヤーに登場する車種も楽しみです。