スズキ、ミラノショー16にて新型2気筒スポーツバイク「GSX250R」など、4車種の新型を発表。
スズキは、11月8日からイタリア・ミラノで開催されているEICMAにて2017年モデルとなる新型の二輪車を4車種発表しました。
この中には2気筒フルカウル250ccスポーツバイクが含まれており、これで国内4メーカーの各社から250ccのフルカウルスポーツが揃った形となりました。
こちらの4車種について、まとめてみたいと思います。
「バーグマン400」について
「バーグマン400」は400ccのビッグスクーターモデルです。
「バーグマン400」に搭載されるエンジンは399cc DOHCエンジンで、中低速にトルクが振られたチューニングとされ、シティコミューターとして扱いやすい特性が与えられています。
このエンジンは欧州での新排出ガス基準である「ユーロ4」に対応したクリーンなエンジンとなっています。
全面改良された「バーグマン400」は、従来モデルと同じく左右2灯式のヘッドライトを採用し、テールランプと共にLED化されています。
車体全体に軽量化が図られており、高いコントロール性を確保。シート下の収納スペースも42Lの大容量となっています。
「GSX-S125」について
「GSX-S125」は、先に開催されたインターモト16で発表された「GSX-R125」とエンジン・フレームが共通となるストリートスポーツバイクです。
124ccの水冷単気筒エンジンは、日常の使用では十分な性能を持ち、通勤や通学などにピッタリの軽量なバイクです。
なにより日本で販売された場合は特約の範囲内で保険が済むのが嬉しい排気量です。
「GSX250R」について
「GSX250R」は、国内4メーカーとしては最後となる250ccフルカウル2気筒スポーツバイクです。
既に他の3メーカーからは販売が開始されているこちらの激戦ジャンルにとうとうスズキも参加する形となったようです。
スタイリングは「GSX-R」シリーズのようなつり目のヘッドライトが精悍な印象。ポジションランプのみがLEDです。
セパレートハンドルを装着し、シートは前後で分離式になっています。テールランプはLEDになっています。
シート高は780mm、車体重量は178kg、タンク容量は15リットルになります。
エンジン出力は「25馬力/23.4Nm」となっています。YZF-R25や新型CBR250RRと比べるとパワーが低いので、「GSX-R250」という名称にしなかった事も含め、真っ向から勝負するモデルではないという判断でしょうか。
中低速にトルクが振られたセッティングのエンジンなので、初心者の方などにはちょうどよいサイズ感が魅力ですね。
こちらのモデルは2016年冬に中国からの販売との事です。
「V-ストローム250」について
「V-ストローム250」は、250ccサイズのアドベンチャーバイクです。ツーリング時の快適性、そして日常の足としての使いやすさに充填が置かれ、ハンドルのポジションもアップスタイルで乗りやすいライディングポジションを実現しています。
Vストロームシリーズと共通のスタイリングと、アウトドアでの使用をイメージしたタフなデザインもこちらのモデルの魅力です。
搭載されるエンジンは、248cc 水冷パラツインエンジン、25馬力/23.4Nmの出力。
シート高は780mm、車体重量は192kg、タンクの容量は17リットルとなっています。
スズキのロゴが入った純正のパニアケースが取り付けられている状態で実車が公開されていますので、メーカー純正オプションで用意されているとみられています。
こちらのモデルは2017年夏頃の発売予定で、中国から順にグローバル展開で販売されます。
日本国内モデルの発売時期については、現段階では未定です。
まとめ
以上が発表された4車種となり、スクーター、ネイキッド、フルカウル、アドベンチャーと各カテゴリの新型車を発表して形になった発表でした。
「GSX250R」や「V-ストローム250」は中国から世界各国へと販売が開始される予定となっており、日本国内使用も2017年内には発表があると思われます。