メルセデスベンツ、自社ブランド初となるピックアップトラックの「Xクラス」を初公開。
ドイツの自動車メーカーメルセデスベンツは、自社製品で初のピックアップトラック「Xクラス」を初公開しました。
こちらのモデルはコンセプトカーとなり、ダイムラー・ルノー日産の協力関係で実現したモデルです。
公開されたモデルは「パワフル アドベンチャー」と「スタイリッシュ エクスプローラー」という2タイプのコンセプトモデルで、
「パワフル アドベンチャー」はクロスカントリー・アウトドアを想定した力強さをテーマとしたピックアップトラック
「スタイリッシュ エクスプローラー」はメルセデスの持つスタイリッシュでメトロポリタンなデザインを落とし込んだサルーンモデル
の2種類となります。(※上記画像はスタイリッシュエクスプローラー)
ピックアップトラック「Xクラスの」詳細
日産「NP300 ナバラ」と共通のプラットフォーム
この「Xクラス」のシャシーは、日産のピックアップトラック「NP300 ナバラ」と共通のプラットフォームになります。
日産「NP300 ナバラ」とはどんなクルマなのか
日産「NP300 ナバラ」は日本では未発売のピックアップトラックで、初代はオーストラリア市場向けに作られたモデルです。
その後、欧州向けのモデルやアジア向けのモデルなど、様々な諸外国でも販売が始まりました。
2014年モデルのナバラはタイのバンコクで発表され、現在の「NP300」という車名がつきました。
3種類のボディタイプと2種類のエンジン
シングルキャブ・キングキャブ・ダブルキャブの3タイプのボディが用意され、エンジンタイプはディーゼルとガソリンの2タイプです。
組み合わられるミッションは6速マニュアルミッションと7速オートマチックミッション。
2014年モデルは日産のデザインモチーフである「Vモーション」が採用されています。
メルセデスベンツ「Xクラス」においては設計・デザインはダイムラーが独自に担当するようです。
生産・販売される国について
日産「NP300 ナバラ」はタイ・メキシコ・スペイン・アルゼンチンで行われ、180カ国以上の国々で販売予定とされています。
こちらの「Xクラス」においても生産工場の拠点はルノー・日産工場となり、ほぼ同じになるようです。
販売予定の国はヨーロッパ・オーストラリア・南アフリカ・中南米など、ピックアップトラックの必要性を感じる国への供給なのかなと考えられます。
発売時期は2017年後半になるようです。
まとめ
共通項が多そうな日産「NP300 ナバラ」についてのまとめも合わせた記事となりましたが、日本国内では販売されていないナバラがベース車両となるモデルなので、ナバラの販売地域を鑑みるに、日本国内での取り扱いは微妙なラインではないかと考えられます。
ナバラの話ばかりで恐縮ですが、ナバラに関しては日本国内で試乗会なども行われた事もあり、全く可能性がないとは言い切れませんが、どうなるのでしょうか、行く末を見守るばかりです。