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BMWが2016年10月から発売を開始した新型EV「i3」はどう変わったのか。

 

ドイツの自動車メーカーBMWが開発・販売しているEV(電気自動車)「i」シリーズの中で最もコンパクトなサイズの「i3」が2016年10月にアップデートされ、販売が開始されています。

BMWが2016年10月から発売を開始した新型EV「i3」はどう変わったのか。

この新型「i3」がどのような改良を受けたのか、まとめてみたいと思います。

BMWの電気自動車「i3」とは

BMWは1972年から電気自動車を作っており、数々のモデルを経て現在の「i」シリーズが生まれました。

「i3」は2014年から販売されている電気自動車で、100%電気とモーターで駆動するクルマです。
発表当時からその未来的なデザインが非常に注目を集め、販売が開始されると人気を博しました。

航続距離を伸ばすため、車体は非常に軽量化されており、ボディの大部分は炭素繊維強化樹脂(CFRP)が採用されています。

「i3」にはブリジストンが専用開発した、軽量19インチアルミホイールに155/70R19という細いタイヤが採用されています。
ころがり抵抗を極限まで減らした上に、正面から受ける空気抵抗までも減らすための工夫です。

気持ちのよい走行性能を実現

電気モーターはスイッチONの瞬間から最大トルクを発生する特性を持っていて、この「i3」も時速60km/hまでわずか3.6秒、0-100km/hは7.2秒で到達します。

車体は低重心に作られており、コーナリング時には後輪部に搭載された重量部を荷重しながら、後輪駆動らしく曲がる特性を持っています。

組み合わせられるスポーツサスペンションは、BMWが提言する「駆け抜ける喜び」を電気自動車でも表現していると言えるでしょう。

新型「i3」はどこが変わったのか

従来モデルは170馬力/250Nmという最大出力を発揮し、航続距離はカタログ値で229kmでした。

BMWが2016年10月から発売を開始した新型EV「i3」はどう変わったのか。

今回の改良新型の主なポイントはバッテリーで、従来モデルとエンジン諸元は同じとし、22kWhから33kWhへのバッテリー容量アップを受けました。これにより、i3・ベースグレードで航続距離390kmと大幅にアップしています。

i3のベースグレードは100%完全に電気自動車ですが、i3のラインナップには走行には使用しない完全発電用の647ccガソリンエンジンを搭載した「レンジ・エクステンダー」というモデルもあり、こちらの航続距離は511kmとなっています。

エクステリアでは、ボディカラーに新色の「プロトピック・ブルー」を追加。インテリアは既存の「SUITE」、グレーを基調とした高級感のある「ATELIER」、ウッドやソフトレザーでナチュラル感を演出した「LODGE」の3パターンを設定しています。

新型「i3」の価格について

2016年モデル新型「i3」の価格は、

【BMW i3】
・アトリエ:4,990,000円
・ロッジ:5,450,000円
・スイート:5,600,000円

【BMW i3 レンジ・エクステンダー】
・アトリエ レンジ・エクステンダー装備車:5,460,000円
・ロッジ レンジ・エクステンダー装備車:5,920,000円
・スイート レンジ・エクステンダー装備車:6,070,000円
となっております。

まとめ

2016年10月にバッテリーを改良して発売が開始された新型「i3」のまとめでした。

実際の走行距離は夏場と冬場、エアコンの有無などで大幅に変わりますが、バッテリー容量が増えた事はプラスになります。

国内では日産リーフのような電気自動車もユーザーが増えつつあり、さらに国内メーカーや海外メーカーも完全電気自動車、プラグインハイブリッド車など、どんどんガソリンの使用量を減らす動きが活発になってきています。

クルマにしろ携帯電話にしろ、電気で動くものは常にバッテリーという枷の中で駆動しますので、今後さらに進化したバッテリーと充電規格で、航続距離が伸びていくのではないでしょうか。

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