ルノー、新型4ドアハッチバックコンパクトカー「トゥインゴ」を発売開始。キュートなフランス車の魅力とは。
フランスの自動車メーカー、ルノーが販売しているコンパクトカー「トゥインゴ」の3代目となる新型が2016年9月より日本国内でも販売開始となりました。
とてもキュートなルックスとキビキビした走り、小回り性能など、細い路地、石畳の路面、数多い坂道などが混在するパリの街で育てられたこのクルマは日本の狭い道路事情にもピッタリです。
さらに駆動方式に「RR(リアエンジン・リアドライブ)」という特異なレイアウトを採用しています。
3代目に進化した新型「トゥインゴ」がどんなクルマなのか、まとめてみたいと思います。
新型「トゥインゴ」はどんなクルマなのか
取り回しの良さ
日本のショッピングセンターは市街地の狭い駐車場など、何度もハンドルを切り返してしまったような経験はないでしょうか。
新型「トゥインゴ」の最小回転半径は「4.3m」となっており、スモールカーとして非常にメリットのある小回りの効く設定になっています。
スペックとしては先代よりも80mm短いボディサイズになり、軽自動車よりもほんの少し大きいくらいの感覚です。
そして通常ほとんどの自動車は車体の前方、ボンネット内にエンジンが搭載されますが、トゥインゴは通常はトランク部にあたる後方に搭載されています。
その分フロント部に余裕があり、ハンドルの切れ角が大きく取れるのもこの小回りの小ささの秘密。
低速時にハンドルを大きく切るシチュエーションの時は前輪がより大きく切れ、中間位置ではタイヤは小さく切れて安定したハンドリングになるようにシステムが介入する「バリアブルギアレシオステアリング(VGRS)」が搭載されています。
コンパクトだけど室内は広い
こんな小さなボディのトゥインゴですが、運転席のアイポイントは高めに設定され、特に狭い道などを走行する時には非常に有利な視線を確保する事ができます。
後部座席のレッグルームの広めに確保されていて、大人が4人乗っていても窮屈さを感じさせないゆったりした室内空間もこのクルマの魅力です。
後方にエンジンが搭載されますが、荷室は普通のレイアウトのクルマと同じく後方にあり、こちらは荷物が積み下ろししやすい絶妙な高さに調整されています。
搭載されるエンジンとミッション
新型「トゥインゴ」に搭載されるエンジンは、ルノー製897cc 3気筒ターボガソリンエンジンです。
最高出力は90馬力となり、小さなボディには十分なパワーとトルクを備えています。
カタログスペックの燃費は21.7kmとなり、非ハイブリッドのガソリンエンジンの小型車としては申し分ない数値ではないでしょうか。
エンジンが後方に搭載されていて駆動輪も後方なので、加速時の荷重が後方に映る時に駆動輪にトラクションがかかります。
前方が軽く、軽快感のあるハンドリングも特徴です。
ミッションには6段変速EDC(エフィシエントデュアルクラッチ)が搭載され、速い変速スピードとダイレクト感のある走りをサポートします。
まとめ
パリと日本、とてもオシャレな印象のある街との比較にも感じますが、狭く入り組んだ市街地などは共通した部分なのかもしれません。
坂道の多い街中で停止からの発進にも安心の「ヒルスタートアシスト」や、高速道路などで運転者をサポートする「クルーズコントロール」など、様々なシチュエーションに対応するシステムが搭載されているのもこのトゥインゴの魅力の一部です。
買い物やちょっとしたお出かけなどにコンパクトなクルマが気になるという方は是非一度この新しくなった「トゥインゴ」を試してみてはいかがでしょうか。