パリモーターショー2016 日産ブースで新型「マーチ」を世界初公開。
2015年のジュネーブモーターショーで発表されたコンセプトカー「スウェイ」が元となった、新型「マーチ(海外名:マイクラ)」がパリモーターショー2016で世界初公開されました。
マイクラとは
日本ではマーチという名称で親しまれている日産が誇るコンパクトカーで、デビューから30年以上経った今でも小型ハッチバックセグメントで人気のある車種です。
この度発表されたマイクラは初代から数えて5代目となり、世界中で各メーカーがしのぎを削るBセグメント車の中でも販売台数の多い車種になります。
日産はこの5代目マイクラでBセグメント販売でトップを取る勢いを見せており、「技術の日産」が誇る様々な先進装備を盛り込んだ意欲的な一台となっています。
当記事ではマイクラとして発表されたこちらの新型車をマーチと呼称させて頂きます。
搭載されるエンジン
新型マーチに搭載されるエンジンは3種類とされ、
・0.9L 3気筒ターボエンジン
・1.5L 4気筒ディーゼルエンジン
・1.0L 3気筒NA(自然吸気)エンジン
と発表されています。
0.9Lターボエンジンは最大出力が90馬力、1.5Lディーゼルエンジンも同じく90馬力、1.0L NAエンジンは73馬力を発生させます。
こちらに合わされるトランスミッションは5速MTとの事ですが、CVTなどのオートマチックトランスミッションは確実にあると思われます。
ボディサイズについて
新型マーチのボディサイズは先代モデルと比べて全高が低く、全幅が広く設定されており、ホイールベースも長く設定されています。
近年の小型ハッチバック車で背が高いトールワゴンのような形態から、今回の新型マーチのようにロー&ワイドなボディサイズになってきているように感じます。
スタイリングの良さと室内空間の広さを両立させ、かつ走行安定性を高めるための施策だろうと思います。
新型マーチのボディサイズ
全長3999mm
全幅1743mm
全高1455mm
ホイールベース2525mm
安全装備について
日産が提唱する「日産インテリジェント・モビリティ」、ドライビング・パワー・インテグレーションの三つの柱から成るこのシステムを、こちらの新型マーチにも搭載しています。
車線逸脱警報、車線逸脱防止支援システム、エマージェンシーブレーキなどの先進の安全装備を上級グレードに採用。
ダウンサイジングエンジンと先進的な装備で優れた走行性能と安全性を備えます。
発売時期について
発売時期は2017年3月予定、こちらのクルマはルノーのフラン工場にて生産されるとの事です。
日本では自動運転技術のCMが目立つ印象で、さらに街中でも完全な電気自動車であるリーフもよく見かけるようになってきました。
様々なパーキングエリアやショッピングモールなどでも充電インフラが充実し、今後日産の技術が投入された先進のクルマが増えてくるかもしれませんね。