スズキ、モデルチェンジした新型「スイフト」を発表。新型プラットフォームとマイルドハイブリッドを搭載した優れた燃費。
スズキは、人気のコンパクトカー「スイフト」に、新開発のプラットフォームとマイルドハイブリッドを搭載した新型「スイフト」を発売すると発表しました。
全面改良となる今回の新型「スイフト」は、今までのスイフトが持つルックスを継承しつつ、ダイナミックなフロントグリルを採用した新しいデザインも魅力です。
こちらの新型「スイフト」について、まとめてみたいと思います。
新型プラットフォームを採用した新型「スイフト」
新しくなった高剛性・軽量化プラットフォーム
新型「スイフト」には、「HEARTECT(ハーテクト)」という新しいプラットフォームが採用されています。
この新型プラットフォームは高剛性と軽量化を両立したもので、軽量化による燃費性能の向上、高剛性による走行性能と安全性能の強化がポイント。
室内空間と積載性にも優れ、これまでのスイフトよりも居住性が高くなり、荷室などの広さも確保されています。
ボディや足回りなどの軽量化は、前モデルに比べて120kgもの軽量化が図られています。
新型「スイフト」に搭載されるエンジンについて
2種類のエンジンにマイルドハイブリッドとターボを搭載
新型「スイフト」に搭載されてるエンジンは、2種類用意されています。
まずは1.2L マイルドハイブリッドエンジンですが、こちらはISG(モーター機能付発電機)が搭載され、減速エネルギーを効率よく発電する事で専用設計されたリチウムイオンバッテリーに充電される事で、優れた燃費性能を発揮します。
スズキのマイルドハイブリッドは基本的には電気モーターでは走行せず、全てエンジンの駆動力で走行しますが、発進時やアイドリングストップの始動時などのガソリンを多く消費するシチュエーションでモーターがエンジンの駆動をサポートする事で、低燃費を実現しています。
この1.2Lエンジンにはマイルドハイブリッドが搭載されないグレードも用意されています。
そしてもうひとつは1.0L 直噴ターボエンジンで、こちらは小排気量のエンジンながら、ターボ加給する事で1.5Lエンジンなみの出力を生み出します。 このターボエンジンは102馬力/150Nmという高出力を発揮し、高速や街乗りなどでも優れた性能を発揮します。
気になる燃費ですが、1.2Lマイルドハイブリッドエンジンは2WD車で27.4km/L、1.0Lターボエンジンは22.6km/Lと発表されています。
発売日と価格について
新型「スイフト」の発売日は2017年1月14日からとなります。
価格は以下になります。
1.2Lエンジン搭載グレード
【XG】
1,343,520円(2WD・5MT/CVT)
1,497,960円(4WD・CVT)
【XL】
1,463,400円(2WD・5MT/CVT)
1,617,840円(4WD・CVT)
【XL セーフティパッケージ装着車】
1,555,200円(2WD・5MT/CVT)
1,713,960円(4WD・CVT)
【RS】
1,594,080円(2WD・5MT)
【RS セーフティパッケージ装着車】
1,685,880円(2WD・5MT)
1.2Lマイルドハイブリッドエンジン搭載グレード
【HYBRID ML】
1,625,400円(2WD・CVT)
1,779,840円(4WD・CVT)
【HYBRID ML セーフティパッケージ装着車】
1,721,520円(2WD・CVT)
1,875,960円(4WD・CVT)
【HYBRID RS】
1,691,280円(2WD・CVT)
1,845,720円(4WD・CVT)
【HYBRID RS セーフティパッケージ装着車】
1,787,400円(2WD・CVT)
1,941,840円(4WD・CVT)
1.0Lターボエンジン搭載グレード
【RSt】
1,704,240円(2WD・6AT)
【RSt セーフティパッケージ装着車】
1,800,360円(2WD・6AT)
まとめ
スズキのコンパクトカー新型「スイフト」についてまとめてみました。
ターボエンジン搭載グレードのミッション設定が6ATのみというのが気になりますが、こちらは今後発売される事が予想される新型「スイフト・スポーツ」待ちと言う事になるでしょうか。
新型スイフトはこれまでのデザインと比べ、特にフロントセクションのデザインが非常にスポーティーな印象となった事で、スポーツモデルの登場も待ち遠しいなと思います。
スズキは乗用車としてのバレーノ、SUV寄りのイグニス、そしてコンパクトのスイフトと、軽自動車のイメージだったラインナップから普通自動車のラインナップを充実させています。
今後、この新型プラットフォームを採用した低燃費・高性能な車種の登場にも期待したいと思います。