BMW、ドイツツーリングカー選手権（DTM）チャンピオン記念限定車「M4 DTMチャンピオンエディション」を全世界200台限定発売。
ドイツの自動車メーカーBMWは、BMW M4で参戦するドイツツーリングカー選手権（DTM）で2度目となる年間ドライバーズチャンピオンの獲得を記念した「M4 DTMチャンピオンエディション」を発売すると発表しました。
この「M4 DTMチャンピオンエディション」とはどんなクルマなのか、まとめてみたいと思います。
ドイツツーリングカー選手権とは
ドイツツーリングカー選手権は、2000年から現在のレギュレーションが開始された市販車ベースのドイツ独自のレースで、かつては1984年～1996年まで開催されていた歴史があります。
この第一期のレギュレーションではレースの人気に比例してクルマのスペックがどんどん先鋭化していき、最新の電子デバイスの搭載などで開発・参加費が高騰、一時は幕を閉じる事となりました。
2000年になり、3年間の休止期間を経たドイツツーリングカー選手権はレギュレーションを改め、再開されました。
BMWはこのレースにM4クーペで参戦しており、ドライバーのマルコ・ヴィットマン選手が2014年に続き2016年、2度目の年間チャンピオンに輝いた事を記念したモデルとなります。
「BMW M4 DTM チャンピオン・エディション」の詳細について
「BMW M4 DTM チャンピオン・エディション」は、BMWモータースポーツのテーマカラー「アルピン・ホワイト」のボディカラーにMストライプを施した特別なデザインを与えられています。
ボンネット・ボディサイド・リアウイングはCFRP（カーボンファイバー強化樹脂）製となり、こちらもこの限定車専用装備となる特別なパーツです。
さらに走りの専用装備、リアディフューザー、フロントスプリッター、フロントエアロフリップなどが装着され、レースマシンをモチーフとした迫力のあるクルマとなっています。
インテリアにはCFRP製のMバケットシートを採用され、そのシート後部にはホワイトカラーに塗装されたロールケージが設置され、6点式のシートベルトが備わります。
搭載されるエンジンは非常にパワフル。M4クーペの3.0L直列6気筒エンジンをベースにウォーターインジェクションシステムが採用され、その最高出力は500馬力/600Nmという優れたパワーを発揮します。ベースエンジンからは69馬力/50Nmも出力が向上しています。
7速デュアル・クラッチ・トランスミッションと組み合わせられ、0-100km/h加速は3.8秒という圧倒的な加速性能を持っています。
この限定車は全世界200台限定発売となり、価格は2051万円となっております。
まとめ
性能も値段も凄まじいBMW M4クーペの特別仕様限定車「BMW M4 DTM チャンピオン・エディション」のまとめでした。
日本のGT選手権などでもBMWの活躍を見る事ができますが、やはりメーカーお膝元、ドイツでのレースチャンピオンはBMWにとって特別な価値があると、このクルマの仕様からも分かります。
一般人がこのクルマの持つ性能を体験する事は難しいと思いますが、機会があれば一度体験してみたいものです。