トヨタ、2016年12月に販売開始する新型SUV「CH-R」の市販最終プロトタイプを公開。
トヨタは、2016年12月に販売を開始する新型SUV「CH-R」の市販モデルをメディア向けに公開しました。
このプロトタイプは市販モデルの最終型で、実際に市販されるモデルの完成形と言っても良いかと思います。
この新型「CH-R」はトヨタの新しいプラットフォーム「TNGA（トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー）」採用第二弾のモデルとなります。
プリウスと基本プラットフォームを共用
都会的なデザインと走りの質
「CH-R」は2015年に販売が開始された4世代目プリウスとプラットフォームを共用。TNGAプラットフォームは2015年発売のプリウスから進化し、高いボディ剛性・低重心なパッケージ・大きくてたくましいタイヤ外形など、優れた乗り心地と操縦安定性を実現しています。
2015年の東京モーターショーでプリウスと共に展示された「CH-R CONCEPT」と比べてみても、後部のデザインは大幅に変わりましたが、フロントマスクやヘッドライトの形状はかなりコンセプトカーに近い状態での市販となったのではないかと思います。
CH-Rはスピード感のあるスタイリッシュなボディデザインと、SUVが持つオフロード走行などのパワフルな足回りを表現しています。
「ダイヤモンド」をモチーフとした多角的なデザイン、強く絞り込まれたボディと大きく張り出したフェンダー部分は複雑で特徴的な造形になっています。
フロントに搭載されたLEDウインカーは、内から外へ流れるようなシーケンシャルターンランプをトヨタ車で初採用しました。
またドアミラー部から足元を照らす足元イルミネーションは、TOYOTA CH-Rの車名が浮かぶ遊び心を演出します。
室内空間にはホールド性に優れたスポーツシートを採用し、上位グレードは上級ファブリック＋本皮シート、電動サポートにシートヒーターも装備しています。
ソフトな素材のインパネと中央に備えられたモニターから広がる空間演出、メーター類はドライバーに向けて配置され、あらゆる運転操作をスムーズに行えるようなレイアウトが考えられています。
安全性も高く、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備しています。
CH-Rのスペック詳細について
搭載されるエンジン
CH-Rには2種類のパワートレインが用意され、
・1.8Lガソリンエンジン+電気モーター
・1.2Lガソリンターボエンジン
から選択する事ができます。
ハイブリッドの駆動方式はFF、ターボエンジンの駆動方式は4WDとなります。
1.2Lターボエンジンはレギュラーガソリンでも走行が可能です。
まとめ
2015年のコンセプトカー発表から、ついに市販化の時を迎えた新型SUV「CH-R」のまとめでした。
エクステリアの複雑で美しい面構成と、インテリアはブラックカラーにブラウンを組み合わせた高級感のある室内空間と、世界中で需要の高まっているカテゴリだけ、力の入り様が伺えます。
その分クルマ自体の仕上がりのレベルも高く、期待できる新型車となって完成したのではないでしょうか。