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スズキ 新型コンパクトカー バレーノを3月9日から発売開始。

 

スズキはインド生産の新型車「バレーノ」を3月9日から発売開始しました。
バレーノは既にインドでは発売されており、スズキはインドの乗用車試乗で5割近いシェアを持っています。
日本への輸出は初めてとの事です。

この新型車「バレーノ」について、まとめてみたいと思います。

居住性を意識して作られた車体

バレーノは、Bセグメント、いわゆるコンパクトカーと呼ばれるカテゴリになります。
新開発プラットフォームにより、ゆとりのある室内空間や荷室スペースを確保しています。

メーカーとしてのこのクルマに対する競合車は「フォルクスワーゲン ポロ」「フォード フィエスタ」などを想定して設計されているようです。
開発エンジニアとしては国産車にはライバル不在と思っているようで、メーカー営業マン的な競合車は「ホンダ フィット」「マツダ デミオ」が想定される車種になるようです。

近年、居住性が意識された日本車は「ホンダ N-BOX・N-WGN」のようなハイトワゴンのスタイルに集中しつつあります。
その中で、バレーノや先日発表された「イグニス」、現在も人気の高い「スイフト」など、スズキ車はハイトではないタイプのコンパクトカーも積極的に開発しているように思います。
このような「格好の良い」スタイルのコンパクトとして、外国車であるポロやフィエスタを挙げたのではないかと考えられます。
メーカーのデザインや性能に対する開発意図を明確に発信しているのでしょう。

バレーノのエンジン性能

バレーノに搭載されているエンジンは新開発の1.0L 3気筒直噴ターボエンジンで、最高出力は111psとなっており、6速ATと組み合わされます。
もうひとつのエンジンは1.2L 4気筒NAエンジン 91psで、こちらはCVTとの組み合わせになっています。

この新開発エンジンは優れた走行性能と低燃費性能を持ち、さらにレーダーブレーキサポートクルーズコントロールなどの快適装備も搭載する事で安全性能にも高水準の機能を有しています。

発売時期について

1.2L NAエンジンの「XG」グレードが3月9日より販売開始となり、1.0L 直噴ターボエンジンは5月13日からの発売となるようです。

気になる価格は、「XG」が1,414,800円「XT」が1,617,840円という設定になっています。

まとめ

コンバクトカー試乗が世界中でひしめく中で、ロー&ワイドなエクステリアと、低燃費な1.0L 新開発ターボエンジンで新たな風を吹き込む事が出来るでしょうか。

スイフトよりも軽量なボディと1.6Lクラスのパワーを持つエンジン、そして快適な居住性能と、現代のクルマとして必要十分な性能を満たし、さらに快適装備も備えた新型バレーノ。

今回の初期ロットではスズキが力を入れている「マイルドハイブリッド」には対応しませんでしたが、1.2L スイフトよりも良い走りをするという性能に期待したいと思います。

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