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カワサキ、スーパースポーツツアラー「Ninja 1000」をフルモデルチェンジして発表。

 

カワサキがドイツ・ケルン市で開催されたインターモト2016で発表した新型「Ninja 1000」が3年ぶりにフルモデルチェンジしました。

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搭載されている電子制御が進化し、より扱いやすくなった新型「Ninja 1000」について、まとめてみたいと思います。

「Ninja 1000」のモデルチェンジ内容について

よりスーパースポーツに近づいたデザインに

パッと見た時の印象としては変わらない雰囲気を持つ新型「Ninja 1000」ですが、カウルは全て新しいデザインへと変わっています。

ヘッドライトがLEDとなり、アッパーカウルのシャープさに磨きがかかりました。デザインはカワサキのフラッグシップスーパースポーツである「ZX-10R」のイメージへと近づき、スポーツツアラーとしてのアグレッシブさを表現しています。

搭載されるパワーユニットについて

新型「Ninja 1000」に搭載されるエンジンは、水冷直列4気筒1,043ccと従来型と変わりませんが、こちらをベースにセッティングが変更され、一層パワフルでスムーズな特性へと進化しました。

馬力は142馬力となっており、従来型の出力よりも5馬力のパワーアップを受けています。

搭載される装備について

2014年モデルから搭載された「アシスト&スリッパークラッチ」を継続して搭載しており、エンジンブレーキの軽減を逃してリアタイヤのスリップを防ぎ、ライダーの快適性に寄与しています。

走行状況に合わせてエンジンの出力特性を変更する「パワーモード機能」を搭載し、ハイパワーモードとローパワーモードを任意に切り替えて使用する事ができます。

さらに進化した電子制御システム「KCMF(カワサキ・コーナリング・マネジメント・ファンクション)」を搭載。
こちらはにボッシュ製IMU(慣性計測装置)の解析データを活用したカワサキ独自のエンジン&シャーシの総合マネージメントパッケージで、その名の通りコーナリング中の挙動をシステムがモニタリングし、エンジン出力やブレーキの効きなどを総合的にコントロールするという機能です。

その他にも3種類のモードが選択できるトラクション&ウィリー制御機能である「KTRC」やピッチング制御、コーナリング中のブレーキ制御を行う「KIBS」など、かなり高度に進化しています。

新型「Ninja 1000」の車体について

新型「Ninja 1000」は上記のような高度な電子制御機能により、走りもかなり進化しています。

先ほど挙げた「KIBS」はカワサキ独自の旋回制御機能で、コーナリング中にブレーキをかけるとバイクは車体が起き上がってきますが、これを電子的に介入し、最適なブレーキング制御をおこなってくれます。

フロントフォークは倒立サスペンション、リアサスにはホリゾンタルバックリンクサスペンションを搭載。

アルミ製フレームを採用し、座面が大きくなったシートはライダー・タンデム側、共に快適性をアップしました。
シート高は815mmとなり、従来型よりも5mm下げられた数値になっております。

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純正でパニアケースやトップケースなども用意され、ロングツーリングの装備も充実。

新しくなったメーターパネルは視認性が高く、ギアポジションインジケーターや燃料計など、かなり充実したコンソールになっています。

まとめ

海外市場向けのスポーツツアラーとして2011年にデビューした「Ninja 1000」、2014年のマイナーチェンジからの3年振りのフルモデルチェンジとなりました。

スポーツツアラーと言うと、カウル付きのバイクとは言え、やはり若干もっさり感を感じるのも事実。
この新型「Ninja 1000」はスーパースポーツ的なルックスになり、かなりエッジの効いたデザインになっています。

日本市場での発売時期や価格などはまだ未定ですが、登場を楽しみにしたい一台です。

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