カワサキ、「Ninja250 ABS KRT ウインターテストエディション」を限定600台で発売。「Ninja250」初のラジアルタイヤ装着モデル。
カワサキは、2016年11月1日より、限定600台で「Ninja250 ABS KRT ウインターテストエディション」を新発売します。
こちらのモデルは日本国内で販売される「Ninja250」として初の「ラジアルタイヤ装着」モデルになります。
「Ninja250 ABS KRT ウインターテストエディション」についてまとめてみたいと思います。
「Ninja250 ABS KRT ウインターテストエディション」とは
「Ninja250」で初めてラジアルタイヤを装着
「Ninja250」に装着されているタイヤは基本的には「バイアスタイヤ」です。
バイアスタイヤとラジアルタイヤはタイヤの作りの構造そのものが違います。
詳しくは解説サイトなどをお読み頂ければと思いますが、簡単に言うと以下のような特徴があります。
バイアスタイヤの特徴は、
・タイヤが柔らかく、乗り心地に優れる
・重量変化に強く、積載性が高い
・価格が安い
ラジアルタイヤの特徴は、
・剛性が高く、グリップ力に優れる
・発熱が少ない
・軽い、転がりの抵抗も少ない
・価格が高い
以上のような違いがあります。
近年人気の250ccカウル付きモデルなどは、コストを重視したバイアスタイヤが装着されているパターンが多くなっています。
海外市場向けに開発・発売されている場合が多く、日本国内はあとから販売される事が多いモデルで、安価なものが好まれます。
そしてもう一つ、初心者が初めて購入するバイクや女性などが乗った場合の乗り心地の良さや維持コストが安くなると言う利点もあります。
「Ninja250 ABS KRT ウインターテストエディション」に装着されるタイヤについて
ブリジストン製のハイグリップスポーツタイヤを装着
こちらの限定モデルの「Ninja250 ABS KRT ウインターテストエディション」にはブリジストンの「BATTLAX HYPERSPORT S20(Hレンジ)」が新車装着され、リヤのタイヤ幅が150mmにワイド化されています。
こちらのタイヤは一般公道走行向けタイヤの中で、スポーツ走行性能を追求したタイヤになっており、世界のレースで培われた技術がフィードバックされています。
ハンドリング性能、グリップ性能、耐摩耗性能を高め、スポーツ走行からツーリングまで幅広く対応するタイヤになります。
「Ninja250 ABS KRT ウインターテストエディション」のその他の特徴
「Ninja250 ABS KRT ウインターテストエディション」は、「カワサキレーシングチーム(KRT)」が冬季テスト走行に使用したモデルのデザインを踏襲しており、スモークスクリーンを装着しています。
さらにそのスクリーンにはウインターテストエディション限定の雪の結晶に「冬」と書かれた特別なデカールが貼られています。
また「アシスト&スリッパークラッチ」を装備し、リヤタイヤの跳ね・滑りを機械的に抑制してくれます。
発売日と価格について
【Ninja 250 ABS KRT Winter Test Edition】
発売日:2016年11月1日
メーカー希望小売価格:641,520円
(本体価格594,000円、消費税47,520円)
まとめ
日本国内において2気筒250ccカウル付きスポーツバイクの人気の火付け役として登場した「Ninja 250」シリーズ。
未だにこのクラスでは人気を誇るバイクの限定車で、さらにラジアルタイヤを最初から装着しているとあれば、人気が出るのは間違いないと思います。
太いタイヤを装着して迫力のあるリヤビューとなったハイパフォーマンスなこちらの限定車を一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。