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「トリシティ155」も発売間近。ヤマハの3輪スクーター「トリシティ125」とはどんなスクーターなのか。

 

ヤマハが2014年に発表し、同年から販売を開始した、フロントタイヤが2本の「3輪スクーター」である「トリシティ」は、その特徴的な見た目と乗りやすさ、扱いやすさで人気を博しているスクーターです。

「トリシティ155」も発売間近。ヤマハの3輪スクーター「トリシティ125」とはどんなスクーターなのか。

海外メーカーのスクーターでも前輪が2本の3輪スクーターはありましたが、ヤマハ「トリシティ」は独自の機構である「LMW(リーニング・マルチ・ホイール)機構」を採用しています。

2016年9月には排気量を155ccにアップした「トリシティ155」も発表されたという事もあり、ますますシェアを拡げそうな勢いのヤマハ「トリシティ」とはどんなスクーターなのか、まとめてみたいと思います。

特徴的な見た目を持つ「3輪スクーター」

元々2輪のバイクを3輪へとカスタムしたいわゆるトライクのような形状の2輪車は別として、イタリアやフランスの2輪車を販売してるメーカーの中にはフロントが2輪あるスクーターも存在します。

プジョーの「Metropolis」やピアジオの「MP3」など、やはり非常に特徴的な見た目を持っているバイクだと思います。

ヤマハが開発・製造・販売をしている国産3輪スクーターの「トリシティ」は、ヤマハが独自に開発した「リーニング・マルチ・ホイール機構」というメカニズムを搭載し、前輪部左右に独立したサスペンションを搭載しています。

この機構により、多少の段差などは片輪のサスペンションが吸収してくれますので、非常に安定した走りが可能となります。

この「リーニング・マルチ・ホイール機構」はフロントの2本のタイヤが同時にリーン(傾く)する事により、とても軽快に走れるのも特徴です。

フロントタイヤが2本ある事による恩恵は非常に多く、滑りやすい路面に遭遇しても前輪2本のどちらかのグリップが残れば安定して走行する事ができますし、ABS搭載モデルもありますが、摩擦係数の高さでブレーキング時にもロックしにくい特徴があります。

コーナリング時には2本のタイヤが車体と同調してリーンしながらも、路面の変化を追従する事で非常に安定します。

そして風の強い日や大型車に接近した際など、バイクは横風の影響を大きく受けますが、このフロント2輪という安定した接地感は急な横風でもふらつきを抑えてくれる効果もあります。

「トリシティ」に搭載されるエンジンについて

「トリシティ」に搭載されるエンジンは水冷4ストローク2バルブエンジンでヤマハ独自開発の「YMJET-FI (ワイエムジェット-FI)」燃料噴射機構を採用しています。

「トリシティ125」に搭載されるエンジンは124ccエンジンで11馬力/10Nmを発生させ、タンク容量は6.6L燃費は「35.8km」となっています。

「トリシティ」のその他の特徴について

「トリシティ」はエレガント&スマートを信条とするモダンなシティコミューターです。

ポジションランプやテールランプはLEDランプを採用。コックピットのデジタルメーターにはスピード計の他に燃料系、デジタル時計、外気温計など、小さなディスプレイではありますが多機能を備えています。

格納式のフックやヘルメットの収納にとても便利なシート下収納など、スクーターとしての利便性にも長けています。

「トリシティ155」について

欧州から9月に販売が開始され、日本への導入も決まっている「トリシティ155」という155ccエンジンを搭載する上位モデルも発表され、こちらはトランク容量が拡大され、DC電源ソケットを備えたモデルになります。

「トリシティ155」も発売間近。ヤマハの3輪スクーター「トリシティ125」とはどんなスクーターなのか。

こちらの新型「トリシティ155」はエンジン出力が15馬力のブルーコアエンジンで、ヘッドライドにはLEDヘッドライトが採用されています。

まとめ

2014年の発売から、街中で目にする事も多くなってきたヤマハ「トリシティ」についてまとめてみました。

日本では自動車保険にファミリーバイク特約として付帯できる125ccのスクーターには、通勤や通学用途で一定のシェアがあると思います。
その際の選択肢として、このユニークな見た目の3輪スクーター「トリシティ」を候補に加えてみてはいかがでしょうか。

「トリシティ155」の日本国内導入も間近となり、さらに人気を博しそうなスクーターです。

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