アウディ、フルモデルチェンジした「S4セダン」「S4アバント」を10月25日より受注開始。
ドイツの自動車メーカーアウディは、フルモデルチェンジした「S4セダン」「S4アバント」の受注を2016年10月25日から開始します。
アウディ「S4」は、同社の「A4」をベースに作られたラグジュアリースポーツセダンです。
「S4アバント」はアウディでの「ワゴンタイプ」のモデルの事で、プラットフォームを同じくし、ボディ形状を変えた車種になります。
こちらの新型「S4セダン」「S4アバント」について、まとめてみたいと思います。
新型「S4セダン」「S4アバント」はどんなクルマなのか
新型S4に搭載される新開発エンジン
新型「S4セダン」「S4アバント」に搭載されるのは新開発の「3L V6 ターボ」エンジンです。
このエンジンは最高出力が354馬力、最大トルクは500Nmという高性能なユニットで、組み合わせられるトランスミッションは8速ティプトロニックとなります。
アウディの四輪駆動システム「クワトロフルタイム4WD」システムを搭載し、0-100mを4.7秒で駆け抜けるスポーツカー顔負けの高性能車です。
燃費性能は「12.7km/L」(JC08モード)と、ハイパフォーマンスなターボエンジンとは思えない仕上がりです。
以前まではスーパーチャージャーを搭載していたモデルでしたがターボチャージャーへ変更され、それによりさらにトルクとレスポンスが良好になったとの事です。
先進の駆動システムも搭載
新型「S4セダン」「S4アバント」のクワトロシステムにはトルクベクタリング、リヤスポーツディファレンシャルなどのオプション装備が用意され、それらを選択する事でさらにトラクションと敏捷性をアップする事ができます。
前後のサスペンションはウィッシュボーン式で、こちらのSモデルの専用セッティングが施された仕様。
ベースとなった「A4」に比べ、車高が20mm下がっています。
新型「S4セダン」「S4アバント」に搭載される安全装備
機能が拡張された先進の安全装備を搭載
アウディ先進の衝突防止システム「アウディプレセンス」が搭載されていますが、こちらの機能を拡張し、前方・後方・側方の全方位をカメラとセンサーが監視しています。
また「トラフィックジャムアシスト付きアダプティブクルーズコントロール」は渋滞時においてのアクセル・ブレーキ操作に加え、ステアリング操作までしてくれる、こちらも先進のシステムが搭載されております。
発売日・価格について
受注開始は2016年10月25日、納車は12月下旬以降との事です。
車体価格
・アウディ S4 セダン 8,390,000円
・アウディ S4 アバント 8,680,000円
まとめ
近年、このようなラグジュアリーなセダン(ワゴン)タイプのボディを持つモデルにスポーツ性を持たせたハイパフォーマンスなモデルの追加が目を引くようになってきたように感じます。
エンジンやシャシーのパフォーマンスが高い本当のスポーツカーでは見た目がちょっと…でも高性能かつ安全性に優れたクルマを選びたいとなった場合、このようなプレミアムなスポーツセダンという選択肢は非常に有効に思います。
国産車では(アウディ「S4」と比べると価格帯は下がりますが)スバル「WRX S4」など、CVTで運転が楽でハイパフォーマンスという車種も候補に挙がってくるでしょうか。ワゴンタイプだとスバルの「レヴォーグ」なども人気があります。
見た目がスポーツしていないボディで走行性能の高いプレミアムなセダンやワゴンは、これからもどんどん新しいモデルがラインナップされてくる予感を感じます。