タイヤに窒素を入れるメリットとは?
少し前からクルマのタイヤに窒素を入れるサービスを見かけるようになりました。
通常はタイヤには空気を入れるものですが、なぜ窒素を入れるのか、そのメリットとデメリットについてまとめてみたいと思います。
なぜ空気よりも窒素がいいのか
タイヤに窒素を入れるメリットとして、まず第一に空気と比べてタイヤの空気圧が減りにくい事があります。
パンクをしていなくてもゴムを通り抜けたりして、自然と抜けていきます。
窒素は空気と比較すると電子の軌道半径が大きいため、ゴムを通り抜けていく分が1/3くらいに減ります。
この効果により、空気を充填するよりも圧が長持ちするという事になります。
しかし抜けにくくなるというだけであって、抜ける事は抜けていきますので、ある程度の期間での適正な空気圧(窒素圧?)のチェックは必要になりますので、注意が必要です。
ただこのような科学的な証明としては上記のように説明はできるのですが、実際は気分的な問題も大きいという見方もあるようです。
第二に窒素ガスは水分を含まないため、温度変化などによる空気圧の変化が少ないというメリットがあります。
また酸素も含まないため、ホイールやタイヤが長持ちすると言われています。
温度上昇などでタイヤの空気圧変化が少なくなると、走行性能に関わる部分の影響が少なくなったり、燃費も良くなるという事になるかと思います。
タイヤに窒素を入れるデメリット
デメリットとしては、通常ガソリンスタンドなどでタイヤの空気圧をチェックしたり、もしくは自分でチェックする方もいらっしゃると思いますが、窒素を充填する場合はまず充填する事そのものに料金が発生する事が挙げられるかと思います。
また窒素は抜けにくいという事で、空気圧チェックがおそろかになりやすいという側面もあります。
空気圧チェックなどにも料金が発生する場合もありますし、窒素充填用の設備があるタイヤショップなどでの点検が必要になるという事も考えられますので、注意が必要かもしれません。
まとめ
簡単にまとめると、
1.空気が抜けにくくなる
2.空気圧変化が少ないので燃費が良くなる
3.水分を含まないのでタイヤが長持ちする
というメリットが挙げられます。
デメリットは充填や圧のチェックに料金が発生するという事でしょうか。
以上がタイヤに空気の変わりに窒素を入れるメリット・デメリットになります。
もしメリットの方に興味がありましたら、お試しください。