シトロエン、ミニバン「C4 ピカソ」「C4グランドピカソ」に最新クリーンディーゼルエンジン「BlueHDi」を搭載し、2017年春発売。
プジョー・シトロエン・ジャポンは、フランスの自動車メーカーシトロエンが販売する5人/7人乗りのミニバン「C4 ピカソ」(5シーター:C4ピカソ・7シーター:グランドC4ピカソ)に、PSA(プジョー・シトロエン)グループの最新クリーンディーゼルエンジン「BlueHDi」を搭載すると発表しました。
この新型ミニバン「C4 ピカソ」「C4グランドピカソ」について、まとめてみたいと思います。
「BlueHDi」エンジンとは
「BlueHDi」は、PSAグループの現段階での集大成と呼べるエンジンです。
PSAグループのディーゼルエンジン開発の歴史は長く、この「BlueHDi」は日本国内でも販売されているシトロエン「C4」「DS4」、プジョー「308」「508」など、様々な車種に搭載されています。
この優れたエネルギー効率を持つBlueHDiエンジンは、同性能のガソリンエンジンとの比較で燃料消費量は約25%低減、CO2排出量は約15%低減する、非常にエコ&クリーンなエンジンです。
最新技術により、エンジンから排出されるNOx(窒素酸化物)を90%、PM(粒子状物質)を99.9%除去し、世界で最も厳しい基準の欧州排ガス規制ユーロ6にもいち早く適合しています。
今回発表された「C4 ピカソ」に搭載されるBlueHDiエンジンは2.0L 直列4気筒ディーゼルエンジン、最高出力150馬力/370Nm。 発表されている燃料消費量JC08モードで18.0km/h、組み合わせられるトランスミッションは6速オートマチックとなります。
このエンジンはC4ピカソのファミリーカーの性質に合わせて専用のチューニングが施されたモデルとなっています。
新型「C4 ピカソ」の詳細について
この優れたディーゼルエンジンを搭載する新型「C4 ピカソ」は、5人乗りモデルと7人乗りモデルのフロントマスクを共通化し、ヘッドライト周りにブラックのフレームが入る事でスタイリッシュな外観を表現します。
さらに先進の運転支援システムが搭載され、衝突の危険性がある時にアラートを発し、回避しなかった場合には自動でブレーキをかける「アクティブセーフティブレーキ」、前方車両の動きを検知し、停止した場合には合わせて停止する機能を持つ「アクティブクルーズコントロール」、車線はみ出しを防止する「レーンキープアシスト」、死角を検知し、危険な車線変更を抑止する「アクティブブラインドスポットモニター」など、非常に充実した安全装備が盛り込まれています。
後席ドアには両手がふさがっていても足先の動きで開閉できる「ハンズフリー電動ゲート」が採用され、車内各種パネルのタッチスクリーンが日本語対応となりました。
まとめ
2016年11月に発表となったシトロエンのミニバン「C4 ピカソ」のまとめでした。
欧州で最も厳しいユーロ6対応ディーゼルエンジンと先進の安全装備を搭載し、スタイリッシュなミニバンに進化したこちらのモデルは、近年の日本メーカーのミニバンのようなどれも似通っているなと感じるスタイルとは違う個性が欲しい方にピッタリではないでしょうか。
販売時期は2017年春との事ですので、ミニバンの買い替えを検討している方は候補に入れてみてはいかがでしょうか。