ホンダがロサンゼルスモーターショー16で世界初公開した新型「シビック Si プロトタイプ」とはどんなクルマなのか。
ホンダはアメリカ・ロサンゼルスで開催されているロサンゼルスモーターショー2016で、新型「シビック」のスポーツグレード、「シビック Si プロトタイプ」を世界初公開しました。
この新型「シビックSi」は、アメリカではおなじみのスポーツグレードで、シビックが持つスポーツ性能を新しいスタイリングで表現したモデルとなります。
この新型「シビックSi」について、まとめてみたいと思います。
新型「シビック」とはどんなクルマなのか
新型「シビック」は、2015年のニューヨークモーターショーでコンセプトモデルが初公開され、同年11月からセダンタイプが発売された10代目となるシビックです。
2016年3月にはクーペモデルが販売開始、2016年4月には中国でも販売が開始されたグローバルプラットフォームを使用したモデルとなります。
初公開された時からセダン・クーペ・ハッチバックなど様々なボディスタイルが公開され、非常に注目を集めていた事は記憶に新しいと思います。
その後、2016年9月開催のパリモーターショーでこの10代目シビックのタイプRも公開された事もあり、スポーツモデルとしての進化も非常に期待されています。
新型シビックは日本への導入がまだ決定しておらず、日本国内仕様の販売が待ち遠しいモデルです。
新型「シビックSiプロトタイプ」について
今回ロサンゼルスモーターショー2016で公開されたシビックは、この10代目新型シビック通常モデルのスポーツグレードに位置するもので、公開されたコンセプトモデルは真っ赤なボディが鮮やかな非常にスポーティーなエクステリアを持ちます。
車体後部にリアウイングが取り付けられ、六角形のエキゾーストパイプフィニッシャーは新型NSXに通じるデザインです。
搭載されるのは1.5L 直噴VTECターボエンジンで、組み合わせられるミッションはショートストロークの6速MTです。
アクティブダンパー、アクティブステアリング、LSDを搭載し、装備面でも非常にスポーツ性の高いパフォーマンスが期待できます。
この「シビックSi」は、米国で2017年に追加予定となっており、ボディはセダン・クーペから選択できるようになるとの事です。
まとめ
ロサンゼルスモーターショー2016で世界初公開された新型「シビック セダン Si プロトタイプ」についてのまとめでした。
今回公開されたのはセダンタイプのボディですが、前述した通りクーペボディの「シビック クーペ Si」も登場します。
既に公開されている新型「シビック TypeR」もセダンタイプのボディでしたので、スポーツ性と居住性を両立させたモデルの需要もあると感じさせる展開かなと思いました。
個人的に、欧州メーカーのスポーツグレード車はデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を搭載しているモデルも多く、クラッチ操作から解放されつつある気がしていましたが、未だ6速MTを設定し続けるのは日本メーカーらしいと感じます。
やはり気になるのは日本国内仕様の販売が実現するのかどうかというところですが、現状では確定的な情報がまだ出ていないので、続報に期待したいと思います。