カワサキ、Zシリーズのニューモデル「Z650」は2017年春に日本国内モデルを発売予定。
カワサキは、イタリア・ミラノ市で開催されているEICMAで、Zシリーズのニューモデル「Z650」をワールドプレミアで発表しました。
Zシリーズは2013年に発売が開始されたZ800を皮切りにスタートした、ネイキッドスポーツバイクのシリーズで、その排気量は125ccから1000ccまでと、非常に多岐にわたるラインナップがあります。
今回のショーで発表された「Z650」は、ミドルクラスの需要を満たすモデルです。
こちらの新型「Z650」について、まとめてみたいと思います。
新型「Z650」の詳細について
新型「Z650」に搭載されるエンジン
新型「Z650」は、ER-6nの後継モデルという位置付けのミドルクラス・ネイキッドバイクです。
搭載するエンジンは、同じく2017年モデルとして発表された「Ninja650」と同型の649cc パラレルツインエンジン。
最高出力は68馬力/65.7Nmを発生します。
新設計のフレーム
フレームは新設計のスチール製トレリスフレームとなっており、車体重量は187kgとなっています。
シート高は790mmに設定され、日本人の平均的な体型でも足つきのしやすい高さが魅力です。
Ninja650と同じくアシスト&スリッパークラッチを装備し、水平バックリンク式のリアサスペンションを採用しています。
ライトユーザーでも扱いやすいライディングポジションも特徴で、他のZシリーズと比べて幅広になっているフラットハンドルによるアップライトなポジションになっています。
車体全体としては非常に軽快で旋回性の高いハンドリングと、Ninja650に比べて6kgほど軽い車重による扱いやすさとスポーティーな走行性能が魅力です。
鋭角的な目つきの精悍なヘッドライトがストリートファイタースタイルを表現し、バイクのスタイルとしてはとてもシンプルな構成になっています。
まとめ
カワサキがEICMAで発表したミドルクラスネイキッド、新型「Z650」についてまとめてみました。
ミドルクラスの排気量は、大型が初めての方やリターンライダー、リッタークラスのパワーまでは必要がないという方に対しての需要が高く、国内モデルでもスズキ「GS750」など、需要のあるクラスです。
リッタークラスのエンジンと比較すれば発熱も抑えられているのかなと思います。
さらに日本国内でも印象の良さそうな790mmという低めのシート高も魅力。
国内市場を賑わせそうなニューモデルの登場が非常に楽しみです。