スバル、発売間もない新型「インプレッサ G4/SPORT」に1.6Lエンジン搭載モデルを追加。2.0Lエンジンとの燃費や価格などの違いを比較。
スバルは、世界共通となる次世代プラットフォームを使用して開発された新型「インプレッサ」に1.6Lエンジンを搭載したグレードを2016年12月20日から販売を開始します。
新型インプレッサの発表当時から予定があったものの、2.0Lエンジン発売から2ヶ月ほど遅れての登場となりました。
2016年10月に販売が開始され、瞬く間に人気の車種となった新型「インプレッサ」について、まとめてみたいと思います。
次世代プラットフォームで開発された新型インプレッサ
SUBARU GLOBAL PLATFORMについて
2016年10月に販売が開始された新型「インプレッサ」は、様々なショーで発表されたきた”次世代プラットフォーム”を使用して開発されたクルマです。
この新型プラットフォームは、これからのスバル車の開発の基礎となるもので、現段階でのスバルの技術力が結集されたシャーシです。
ステアリングへの応答性、路面状況を問わない乗り心地、不快な振動や騒音を抑えるなど、同乗者への配慮が徹底されています。
さらにこのプラットフォームの持つ剛性の高さと低重心化は、クルマの運動性能が上がる事による危険回避能力の高さ、強度アップなどによる衝突・衝撃時の安全性能を格段にアップさせている事に注目が集まります。
この先進技術が投入された新しいプラットフォームで開発された新型「インプレッサ」は、瞬く間に人気車種となりました。
1.6Lモデルの投入が開始
初期段階として販売された新型「インプレッサ」には、2.0L直噴NA 4気筒水平対向エンジン(FB20型)が搭載されていますが、今回追加となったのはダウンサイジングとなる1.6LのNA 4気筒水平対向エンジン(FB16型)をベースとしたエンジンになります。
スバル車の持つ走行性能をそのままに、さらに燃費性能と環境性能を向上させたモデルで、「インプレッサG4(4ドアセダンモデル)」、「インプレッサSPORT(5ドアハッチバックモデル)」の両方に搭載されます。
2.0Lエンジンと1.6Lエンジンの違いを比較
1.6Lモデルを選択するメリットは、まず第一に車両価格が安い事と、排気量ダウンによる燃費性能の向上にあります。
少しでもパワーが欲しい場合は当然2.0Lグレードを選択する事となりますが、その分燃やす燃料も多くなるので、必然的に燃費は悪くなります。
燃費性能で見た場合、2.0L 2WDグレードで16.0km/L、AWDグレードでは15.8km/Lとなっています。
これが1.6Lグレードになりますと、2WDグレードで18.2km/L、AWDグレードでは17.0km/Lとなっていますので、AWDを選択しても2.0L 2WDよりも数値上の燃費は良いという事になります。
エンジン出力で見ると、2.0Lグレードは154馬力/196Nm、1.6Lグレードは115馬力/148Nmと、差は約40馬力。
価格差は2.0L(2.0i-L EyeSight)グレードが2,160,000円から、1.6L(1.6i-L EyeSight)グレードは1,922,400円からと、価格差は約20万円程度と言ったところでしょうか。
2.0Lグレードが優れているのは基本的なエンジンパワーですが、パワーがある分1.6i-Lでは16インチホイールのところ、2.0i-Lでは17インチ、2.0i-Sでは18インチのアルミホイールが装着される、つまりタイヤの価格もアップすると言う事ですので、実用性や維持費などのランニングコストが見合うグレードを選択できればいいのかなと思われます。
まとめ
新型「インプレッサ」に1.6Lグレードが追加されるというまとめでした。
2.0Lエンジンと1.6Lエンジンの簡単な違いを比較してみましたが、このクルマを実用車として使用する場合には今回追加となった1.6Lグレードの方に分がありますので、こちらのグレードは今後人気が出そうな予感がします。